ここ数年宮城県沖で水揚げが急増しているトラフグが仙台市中央卸売市場に入荷し、試食会が開催されました。

 仙台中央卸売市場には、石巻市や七ヶ浜町などの沖合で取れたフグです。

 宮城県沖でのトラフグの水揚げ量は、10年ほど前までは5トンを超えませんでしたが、ここ数年急増し前年は38トンと過去最多となりました。

 競りでは、1キロ当たり3000円から5000円と例年並みの価格で取引されました。

 仙都魚類特殊近海1課角田雄一郎課長】「基本的にてっさ、お刺身なんですけれども鍋もおいしいので、これから寒くなるのでよりおいしくフグをいただける季節になると思います」

 21日朝には試食会も開催され、トラフグを使ったてっちり鍋が市場関係者に振る舞われました。

 「あっさりしてフグの味がだいぶ出てます、野菜とぴったりです」

 そして、地震や豪雨で被災した能登を応援しようと特産品のズワイガニやモズクを使った料理の試食会も開催されました。