年末のガソリン暫定税率廃止を前に、石油元売り各社への政府の補助金が11日から1リットルあたり25.1円に拡大されます。これにより、ガソリンの小売価格は値下がりする見込みです。

 年末のガソリンの暫定税率廃止に向けて、政府は買い控えなどの混乱を防ぐため、先月13日から段階的に補助金を増やしています。

 補助金は11日から暫定税率と同じ25.1円に拡大しますが、地域やガソリンスタンドの在庫などによって店頭価格に反映されるまで一定の時間がかかる見込みです。

 今月8日時点のレギュラーガソリンの平均価格は、1リットルあたり163.7円と、4年2カ月ぶりの安値水準となっていますが、年末にかけてさらに値下がりする見通しです。