プロ野球は2月1日、12球団が一斉にキャンプを開始します。キャンプインを前にしたこの時期、選手がそれぞれ自主トレーニングしますが、なぜチームトレーニングではなくではなく自主トレなのか、そして自主トレの意義について、プロ野球解説者の江尻慎太郎さんにお話を伺いました。

 江尻慎太郎さん「基本的にプロ野球選手は、契約期間が2月1日から11月末ですから、12月と1月の2カ月間は選手が着たいと言ってもユニフォームを着させてもらうことが基本的にできない。ですので、選手はその期間を自由に使って自主的にトレーニングしなければいけない」

 NPBの選手契約の期間は2月から11月とされていて、例年選手が自主トレを行っている1月は球団との契約期間外です。そのため、自主トレに掛かるスタッフの人件費などの費用は全て選手の自費です。

 2月1日のキャンプインに100%の状態へ持っていけるよう、自主トレでハードなメニューをこなす選手が増えたと江尻さんは話します。

 江尻慎太郎さん「自主トレが一番きついみたいなのが普通じゃないですかね。自主トレでのんびりしている人は、今ほとんどいないと思います。例えば大谷翔平選手でさえも自主トレ明けに見ると、体が出来上がってるなという感じじゃないですか。自主トレ期間に体の形が変わるって、どれだけ追い込んでいたんだっていう感じなんですよ。最も地味で最もきつい練習は、シーズンの開幕から一番遠い時期にやるはずなので、相当に追い込んでるのではないかなと思います」

 自主トレの意義について、自主トレ中の選手に伺っています。

 11年ぶりに日本に復帰し楽天に加入した前田健太投手は1月、沖縄県で自主トレしました。日本はアメリカよりもキャンプが早く始まるため、2週間ほど調整を早めました。

 更に、日本のボールに感覚を合わせるなどキャンプが始まってすぐブルペンに入れるよう、自分のペースで自主トレしていました。

 前田健太投手「休もうと思えば休めますし。ただ色々選手、ライバルがみんな必死になってトレーニングしていると思うので、しっかりやらないと生き残っていけないし、自分次第だと思うのですごく大切な時期だと僕は思います」

 浅村栄斗選手は、石原彪選手や西武の外崎修汰選手などと6人で自主トレしました。練習の合間にはカメラを担ぐなど、リラックスした表情を見せた浅村選手は、他球団の選手と共に自主トレする中で大切にしていることがありました。

 浅村栄斗選手「楽しくやること。色々な選手がいるので、バッティングだったり取り組む姿勢を見て勉強になる部分もある。厳しい中で楽しいを大事にしている」

 中島大輔選手は、西口直人投手など投手野手合同で自主トレに臨み「色々な選手から色々な事を吸収できる。自分の体を知り色々な事を試せる期間」と話していました。