2005年、宮城県多賀城市で飲酒運転の車が高校生の列に突っ込み18人が死傷してから5月22日で21年です。飲酒運転根絶への思いを、関係者が新たにしました。
2005年5月22日、多賀城市の国道45号で飲酒運転のRV車がウォークラリー中の仙台育英高校の生徒の列に突っ込み、3人が死亡15人がけがをしました。
事故から21年となった5月22日、現場近くでは発生時刻に合わせ警察が飲酒検問を行いました。
現場に設けられた焼香台には、学校関係者が訪れ静かに手を合わせていました。
当時生徒を引率し、事故を目の当たりにした郷古武教諭も訪れました。
「路肩には事故現場を目にした生徒たちが、皆震えながらうずくまっていた。その様子が今でも忘れられないでおります。毎年手を合わせにこの場に訪れているんですけれど、気持ちは当時と何も変わらない」
仙台育英高校では追悼行事が行われ、在校生約1000人と教職員が参列しました。
仙台育英高校では、毎年この日に追悼行事を行い事故の教訓を風化させないために、飲酒運転の危険性などを学ぶ機会としています。
生徒たちはクラスごとに学校内にある慰霊碑に献花し、犠牲になった3人に祈りを捧げました。
生徒会副会長佐々木涼菜さん「事故は絶対に起こしてはならないものだと再認識しております。飲酒運転根絶はもちろんですが、そもそも事故を起こさないように、ながら運転だったりを減らしていけたら良いなと思います」
宮城県七ケ浜町では、宮城県が主催する飲酒運転の根絶を誓う大会が開催され、警察関係者や交通安全協会の会員など約550人が出席しました。
警察から飲酒運転による交通事故発生件数の推移などが説明された他、仙台育英高校の書道部員が舞台上で巨大な紙に飲酒運転根絶の願いを力強く書き上げる書道パフォーマンスを披露しました。
この後、仙台育英高校の生徒会長佐藤颯海さんが、飲酒運転根絶を誓うメッセージを読み上げました。
生徒会長佐藤颯海さん「時間が経つからこそ、私たちはこの悲劇を過去のこととして風化させてはならないのです。本校の3人の先輩方の命が奪われたあの日の悔しさを、私たちはこれからも語り継いでいきます」
宮城県警のまとめでは、1月から4月末までの宮城県での飲酒運転による人身事故は14件と、2025年の同時期に比べ6件多くなっています。