7日夜、仙台市泉区と宮城県富谷市の住宅街でクマが相次いで目撃されました。
警察によりますと7日午後9時50分ごろ、泉区住吉台西の住宅街で体長約1メートルのクマが目撃されました。
目撃場所は、近くに小学校や中学校がある公園の茂みです。
更に午後10時20分ごろには、富谷市大清水の住宅街でも通行人が体長約1メートルのクマを目撃しました。
目撃場所は、イオンモール富谷の北側の雑木林です。
いずれもクマは立ち去り、けがをした人は無く警察がパトロールして警戒を呼び掛けています。
宮城県では春のクマの出没件数が440件と、前年同時期に比べて3倍以上増えています。個体数の増加の可能性も指摘され、環境省が調査に当たります。
4月、宮城県庁もほど近い仙台市青葉区木町通の住宅街に体長約1.5メートルのクマが長時間居座り、緊急銃猟で駆除されました。
5月には、大崎市で自宅裏の竹林でタケノコを採っていた70代女性がクマと鉢合わせし転倒して骨折するなど、春先からクマの出没が相次いでいました。
宮城県のまとめによりますと、クマの出没件数は2025年は4月が26件5月が111件でしたが、2026年は4月が140件5月が300件となっていて、2025年の約3倍と急増しています。
地域別では仙台市青葉区が最も多く55件、次いで大崎市が45件となっています。
出没件数が増えた理由について宮城県は、クマの個体数が多くなっていると分析しています。
更に餌となるドングリの不足や里山の環境の変化で、人の生活圏とクマの生息域があいまいになっていることが要因としています。 宮城県はクマの出没が急増していることを受けてクマに対する呼び掛けを見直し、6月からクマ出没特別警報を運用します。
宮城県自然保護課は、クマは学習能力が高く餌場に執着するため、生ごみや農作物などの管理に注意するよう呼び掛けています。
なお、仙台市は8日にクマ出没で台原森林公園の道の一部を通行禁止にしていましたが、解除しました。