安定的な皇位継承を巡り、衆参両院の議長と副議長は皇室典範の改正に向けた「立法府の総意」の取りまとめ案について与野党と協議し、10日に結論を得たいとの考えを強調しました。

森衆議院議長 「次回、10日水曜日の全体会議において取りまとめの結論が得られたならば、速やかに総理に手交したいと考えております」

 取りまとめ案では女性皇族が結婚後も皇室に残る案と旧宮家の男系男子を養子に迎える案について「いずれも了とし、法制化を求める」としています。

 ただ、意見が分かれる女性皇族が結婚後も皇室に残る場合の配偶者や子どもの身分の扱いについては言及を避けていて、与野党から意見が相次ぎました。

 これに対し、森衆議院議長は「配偶者と子に対しては皇族という特別の身分を有せず、一般国民としての権利・義務を保持し続けることが考えられる」とした2021年の有識者会議の報告書を引用し、「一節を含めて了とした」と述べたということです。

 そのうえで、協議後の会見では「白黒はっきりすることがすべてではなく、色々な意見があるなかでどう調和させていくかだ」と説明しました。

福山参議院副議長 「この取りまとめ案について多くの会派、自民、維新、中道、国民、公明、参政、みらいからおおむね賛同するとの意見が述べられました」