食道のがん細胞をウイルスを使って破壊する世界初の治療薬について、上野厚生労働大臣が製造販売を承認しました。
承認されたのはオンコリスバイオファーマの「テロメライシン」です。
食道がんの治療薬で、患者の食道に遺伝子組み換えをしたウイルスを投与し、がん細胞を破壊するということです。
オンコリスバイオファーマ 浦田泰生社長 「風邪のウイルスを遺伝子改変してがん細胞だけで増えて、正常細胞には何もしないという、毒をもって毒を制するというような治療技術ですね。(がん治療で)手術をしなくてもいい、仕事を休まなくてもいい、こういった世の中にしていきたい。こういうような貢献をしていきたいというふうに考えています」
臨床試験では36人の患者に放射線療法と併用して薬を投与した結果、18カ月後には半数にあたる18人のがんが消失したということです。
ウイルスを使った食道がんの治療薬は世界初で、企業側は今年中にも販売を開始する計画だとしています。