東南アジアを拠点とした組織的な詐欺グループの摘発が相次ぐなか、現地での情報収集や分析を強化するため、警察庁が新たな職員をタイ・バンコクに配置しました。
警察庁によりますと、去年1年間の特殊詐欺の被害額は過去最悪となるおよそ1420億円に上り、犯行に利用された電話番号のうち国際電話の番号が7割以上を占めています。
東南アジアを拠点とした詐欺グループの摘発も相次いでいて、去年はタイやカンボジアなど4カ国の拠点の摘発に伴い54人が逮捕されています。
今年も5月末までで、すでに35人が逮捕されているということです。
こうしたなか警察庁は、都道府県の警察から警察庁に出向している30代の男性警部補を、16日からリエゾンとしてタイ・バンコクに配置しました。
現地捜査当局との関係構築のほか、タイを含む東南アジア各国で詐欺拠点が摘発された場合、迅速に現地入りして情報収集などにあたりたい考えです。
警察庁は、「外国に行けば捕まらないと思っている犯罪者がいるがそうではない。外国であろうと日本警察は必ず捕まえる、そのための最前線として送り込む」としています。