絶滅危惧種のイヌワシの野生復帰を目指し、宮城県南三陸町で動物園で生まれて野に放たれた幼鳥は、2カ月が経過し現在も元気に成長しているということです。
3月に東京都の多摩動物公園で生まれたメスのイヌワシは、野生復帰を目指す協議会によって6月に南三陸町の飼育小屋から飛び立ちました。
約1カ月後の7月上旬には、鹿が見上げる中で力強く飛んでいる姿が確認されました。 協議会によりますと、イヌワシは南三陸町を離れて北上山地付近に移動したということです。
南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会鈴木卓也会長「きちんと餌も与えられていますし、健康状態も良い状態で元気に暮らしています」
放鳥した直後は協議会が用意した餌をなかなか食べず、体力が弱らないか心配な時期もあったということです。
南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会鈴木卓也会長「死んでいる鹿を見つけてそれを食べに降りて行った。野生の世界で自分で餌を見つけてそれを食べるということはできている。秋にかけてハンティングの技術を習得して、自ら餌を取れるようになるまで行けば良いなと思っている」
協議会では放鳥したイヌワシの観察を続けていくほか、3年間で5羽の放鳥を目指しています。