楽天イーグルスの前田健太投手がシーズン序盤は苦戦したものの、このところ好投を続けています。
今季11年振りに日本球界に復帰した前田投手はホーム開幕戦の先発を任されるなど、日米通算165勝右腕に期待がかかりましたが、開幕からなかなか勝ち星がつきません。
5月21日に2軍に降格し約1カ月調整を続け6月17日に1軍に昇格すると、6月25日に日本球界復帰後初勝利を挙げます。
ここから調子を上げ、NPB通算100勝まであと1勝で迎えた8月12日のオリックス戦では、スライダーやスプリットなど鋭い変化球を武器に7回2失点と好投し、史上145人目となるNPB通算100勝を達成しました。
前田健太投手「皆さんの前で決めることができて本当にうれしいです。僕の(NPB通算)100勝をたくさんの声援で後押ししてくれて、本当にありがとうございました」
開幕から5月20日まで5試合に先発し、防御率は4.74と苦しい投球が続いていました。
2軍で調整した後は、6試合に先発し防御率は1.77と大きく改善し、3勝を挙げています。
前田健太投手「本拠地開幕を任せていただいてるっていうところで、すごく意気に感じる部分がたくさんあって僕的にはそういうものはすごく好きで、それを力に変えられるタイプなんですけど新しいチームに来て、年齢もやっぱり上なので後輩たちにいいところを見せないといけないというか。背負って背負って気負いすぎて、それがちょっと力みにつながってうまくいかなかった部分が多かったのかなと」
シーズン序盤は期待に応えたいと空回りしてしまっていたという前田投手は、11年ぶりに対戦する日本のバッターへの対応でも苦労があったと話します。
前田健太投手「選手も変わっているし、バッターのスイングだったりとかアプローチの仕方とか全てが変わってると思うので、こういう選手はこういう特徴があるんだということをまた新しく僕の中に入れ込まないといけないので、その作業が春先は必要だった」
投球フォームにも課題を残していました。
前田健太投手「良い時のフォームの感覚で投げているつもりですけど、映像で見るとやっぱり少し違うというか体の開きというか。バッターから見ると、もしかしたら打ちやすい投球フォームになっていたんじゃないかなと」
2軍調整で投球フォームを見直し、日本球界の情報もアップデートしました。その結果、1軍昇格後の防御率は1.77と大きく改善しました。
前田健太投手「各チームのバッターと大体一通り対戦できたので、イメージできたりとかそういうものを持ちながら投げることもできてきたので、結果がついてきたのかなとは思っています」
ここ5試合は全て6回以上を投げ2失点以内に抑えるなど、先発投手として期待に応える活躍を見せている前田投手は、これまでまだ4人しか達成していない日米通算200勝を目指します。
前田健太投手「明確な目標があることはアスリートにとってすごく大切なことだと思うので、僕の原動力の1つになっていることは間違いないです」
200勝まであと32勝、1番必要なことを聞きました。
前田健太投手「1番大事なのは、打線の援護ですね。先発ピッチャーとして200勝の難しさって、自分の力だけで達成できないっていうところが1番難しいと思うんです。だからこそ達成できた時の喜びは、何物にも代えられないというか、難しいからこそ目指す価値がある。僕の頑張りももちろん必要なんですけれども、いっぱい点を取ってほしいなと思ってます」