熊本地震から28日で1カ月です。避難所で福祉の支援に当たった男性は、暑さ対策やスピードが課題だと指摘しています。

 災害派遣福祉チームDCATとして熊本県で活動した千葉正道さんは、東日本大震災で多くの避難所で高齢者や障害者など要配慮者を支援し、7月の熊本地震では宇城市で避難所の環境の改善に当たりました。

 千葉正道さん「東日本大震災と前回の熊本地震の時と、避難所の状況が変わらない感じは非常に受けましたね」

 特に感じた課題はトイレや暑さ対策でした。

 千葉正道さん「(トイレカーを)高齢者が上り下りするのに結構大変。エアコンクーラーがついていないのでトイレが結構暑い。マンホールトイレも座れないくらい熱い」

 周辺地域の福祉支援チームが到着したのは、発災から100時間で今後の対策はスピードが何よりも重要だと訴えます。

 千葉正道さん「時間を置けば置くほど災害関連死は起きてしまうので、早めに稼働すればそれだけ防げるんじゃないかと思う。暑さ対策も含めて」

 熊本地震では、商業施設でガス漏れが原因とみられる爆発が起きました。宮城県では、一般家庭から事業者へのガスの点検依頼が増えています。

 7月28日の熊本地震の発生後にイオンモール熊本で爆発事故が起き、従業員7人が死亡しました。

 経済産業省は、爆発の原因としてLPガスが引火して爆発した可能性が高いとして、事業者にガス設備の再点検の実施を要請しました。

 宮城県でもLPガスを使用する一般家庭から、事業者に点検の依頼や問い合わせが相次いでいます。

 白ゆり商事菅野義成さん「ガス漏れやガスホースのつなぎに腐食がないか、配管も腐食がないか点検しています」

 LPガス設備には、震度5以上の揺れでガスを自動で遮断する弁が備わっていて、正常に作動するかなど点検しています。

 白ゆり商事佐々木一徳副社長「お客様が安心できるレベルで点検して、不安を取り除くことが我々の任務です」

 別の事業者によりますと、地震の際に遮断弁が機能しても、配管の損傷で漏れる可能性があるということです。

 損傷は防ぐことが難しいため、定期的な点検が重要だと話していました。

 khb東日本放送では熊本地震の被災地を支援するため、ぐりり募金を行っています。 仙台市太白区あすと長町の本社1階受付に募金箱を設置し、募金を受け付けています。 お寄せいただいた募金は、日本赤十字社を通じて被災地の支援に役立てられます。皆さまの温かいご協力をお願いします。