16日、日本の広い範囲に出された「緊急地震速報」の異例の取り消し。気象庁は、夜遅くになって3度目の会見を開き、震源が日本から離れた場所での運用が正常ではなかったと説明しました。

■緊急地震速報 初の取り消し

 16日、各地で鳴り響いたのは「緊急地震速報」の音でした。

 午後0時40分、マグニチュード9.9の巨大地震が発生したとして、北海道から中部地方の広い範囲に「緊急地震速報」が発表されました。

 走行中の東海道新幹線も緊急停止する震度が推定されたため、変電所からの送電を停止する仕組みが作動。一時的に運転を見合わせました。

 ところがその8分後。

「緊急地震速報について気象庁から取り消しという発表がありました」

 気象庁は、運用開始後初めてとなる緊急地震速報の取り消しを発表。実際に発生したのは、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード6.9の地震でした。

大船渡市民(60代) 「マグニチュード9.9って言ったら3.11の大船渡に来た地震より大きい。間違いですみませんで済まない」

■気象庁が謝罪

 気象庁は、その後すぐに会見を開き、謝罪しました。

気象庁の職員 「過大な内容の緊急地震速報の警報を発表しました。大変なご迷惑をおかけしましたこと、深くおわびいたします。この度は大変申し訳ありませんでした」

 さらに、夕方、夜と合わせて3回の会見を開き、今回の地震の過大推定について説明しました。

気象庁地震火山技術・調査課 青木重樹課長 「本来マグニチュードの計算と、震度の予測に用いた震源は同一である必要がございますが、今回の地震はこれらが異なりました」

 気象庁の説明によると、実際の震源とは別の場所を震源と推定し、地震の規模をマグニチュード9.9と過大に推定。

 さらに、そのマグニチュードを基に、なぜか別の場所を震源として震度を計算したため、広範囲で警報が出されたということです。

 本来、気象庁は…。

「震源から700キロ以上遠い観測点をマグニチュードの計算に用いないとしていたが、今回の地震においてはこの機能が正常に動作していなかった」

 日本から離れた地点で地震が起きた時の運用が、正常になされていなかったということです。

 気象庁は、なぜ正常に動作しなかったのかについては調査中としています。

(「グッド!モーニング」2026年10月17日放送分より)