香港の高層住宅で去年168人が死亡した火災を巡り、香港当局は監督体制の不備を認める報告書を公表し、市民に謝罪しました。
香港で去年11月に起きた高層住宅火災では死者が168人に上り、香港当局が設置した裁判官らでつくる独立委員会が火災の原因などを調査していました。
香港政府は29日、委員会から提出された報告書を公表しました。
報告書は、火災の原因についてたばこの不始末だった可能性が高いとしたほか、被害が広がった背景として、当時実施されていた住宅の修繕工事で防火基準を満たさない防護ネットが使われていたことなどを指摘しました。
そのうえで、住宅行政などの香港当局の4つの担当部門にも監督上の重大な不備があったと指摘し、一部責任を負うべきだとしました。
これに伴い、香港当局トップの李家超行政長官は29日、「深く心を痛めている。被害者、市民に深くおわび申し上げます」と会見で謝罪しました。
また、住宅行政部門のトップが政治責任を取って辞任しました。