ロシアの独立系メディアでプーチン政権への批判を続けていた新聞「ノーバヤ・ガゼータ」が廃刊を発表しました。

 「ノーバヤ・ガゼータ」のセルゲイ・ソコロフ編集長は30日、ウェブサイトで声明を発表し、11月9日で活動を停止する考えを明らかにしました。

 声明でソコロフ編集長は活動資金を得る送金手段を当局に遮断されたほか、編集部や記者への弾圧が繰り返されたことを廃刊の理由に挙げています。

 また、表現の自由を定めるロシア憲法も形骸化していると述べ、「私たちは憲法と共に殺された」とロシア政府を非難しました。

 「ノーバヤ・ガゼータ」はゴルバチョフ元ソ連大統領らが1993年に創設した新聞で、プーチン政権への批判を続けてきました。

 2021年には当時のドミトリー・ムラトフ編集長がノーベル平和賞を受賞した一方で、これまで6人の記者が何者かに殺害されています。

 ロシア政府は「ノーバヤ・ガゼータ」を「外国の代理人」と指定し、様々な圧力を加えていました。