国連が定めた「世界津波の日」の5日、和歌山県など各地で津波避難訓練が行われました。

 訓練はマグニチュード9.1の南海トラフ巨大地震が発生し電車が急停止した想定で行われ、地元の小中学生などおよそ350人が参加しました。

 参加者らは電車から降りると乗務員の指示に従い、避難所になっている神社まで走って避難しました。

 「世界津波の日」は、1854年の安政南海地震で地元の実業家・濱口梧陵が稲わらに火をつけて住民を高台に避難させた逸話にちなんで、2015年に国連で制定されました。

 訓練後には濱口梧陵が築いた堤防に小中学生が新たな土を盛り、防災意識を高めていました。

 一方、茨城県阿見町では、県南部を震源としたマグニチュード7.3の大地震が発生したという想定のもと、町の職員およそ200人が避難訓練を行いました。

 阿見町では、同規模の地震で1675軒の住宅被害が出ると想定されています。

防災危機管理課 平岡清隆危機管理監 「簡易トイレや水などの食料等も防災倉庫に確保して、今後いつ起こるか分からない災害に対応したい」

 町の担当者は、訓練を通して住民の防災意識を高めていきたいとしています。