仙台医療圏の4つの病院を再編する宮城県の計画に対し、東北労災病院のある仙台市青葉区の町内会が移転に反対する署名を仙台市に提出しました。

 青葉区の連合町内会は4日、区内の町内会長の約7割に当たる370人の署名を郡市長に手渡しました。

 県の再編構想では、青葉区にある東北労災病院と名取市にある県立精神医療センターは、それぞれの経営主体を残したまま富谷市に移転・集約されます。

 連合会は県に対し、再編の中に労災病院が組み込まれた経緯の説明を求めましたが拒否されたため、仙台市から県に改めて反対の意思を伝えてほしいと要望しました。

 島田福男会長「仙台市は今、高齢化が進んでおりますので、年寄りが安心して病院にかかれるような地域にしていかなければと思います」

 なお、1月末に開催予定だった再編構想を検証する仙台市独自の懇話会の第3回会合は、新型コロナ感染拡大を受け延期されています。