16日の地震で震度5強の揺れに見舞われた宮城県村田町では、武家屋敷や多くの蔵で壁が崩れるなどの被害がでました。

 上野比呂企アナウンサー「村田町中心部です。この周辺は、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている県内で唯一の場所です。特別に許可を頂きまして中に入ります。蔵があるんですが、土台から大きく壁が崩落してしまっています」

 村田町には、江戸時代後期から明治時代に建てられた豪商の蔵や家などが今も数多く残ります。

 先週の地震により、通り沿いある蔵22棟の全てが被害を受けたと見られます。

 2021年2月に県内で最大震度6強の揺れが観測された地震でも、壁に亀裂が入るなどの被害を受けていました。

 まちづくり村田関場友紀さん「剥がれてる下の所が(2021年2月の地震で)ひびが入っていたんですけど、今回そこの下が耐え切れなくて中から崩落してしまった。蔵っていうのは防火のために土壁になっているので、どうしても揺れに弱い構造なので毎回毎回直さなきゃいけないというのは、なかなか大変なことですね」

 町指定の文化財で、貸し切りで宿泊利用ができる武家屋敷にも被害が出ています。

 上野比呂企アナウンサー「発災当時誰も宿泊客はいなかったんですが、上の木の枠が取れてしまっていまして、こちらは寝室です。

大きな土の壁が1枚まるごと下に崩れ落ちてしまっています」

 先週の地震から休業が続いていて、営業再開の見通しは立っていません。

 まちづくり村田関場友紀さん「今回は東日本大震災を思い出させるような2回揺れたというのもありましたけど、前年耐えきったところが耐えられなくなっている。ひびで済んでいたところが壁が落ちてるなんてのがあったので、相当ダメージはあったなと思います」

 町は、被害の全容把握を急ぐことにしています。