不登校の生徒を支援する特例校が、宮城県富谷市に開設されました。こうした特例校の開設は、東北で初めてです。

 特例校は、富谷中学校から2キロほど離れたコミュニティセンターに、富谷中学校西成田教室として設けられました。

 文部科学省が指定する不登校特例校は、国の学習指導要領にとらわれず、生徒に合わせて教育課程を柔軟に編成できる学校です。

 6日、富谷市や県の教育委員会などの関係者約50人が出席して、開設式が行われました。

 特例校には教科ごとの免許を持つ教師4人が常駐し、各教科の授業を通常の学校と同じように行います。

 総合的な学習の時間に重点を置き、少人数の長所を生かして生徒の関心に応じた学びを深めることにしています。

 富谷中学校佐藤広昭校長「これから大人になっていく中で、自信を持って社会の中で生きていける、そんな子どもたちを育てていきたい」

 定員は3学年で計20人、2022年度は新入生を含む生徒15人が学びます。