東北電力の2021年度の決算は、燃料価格高騰の影響などから1083億の赤字となりました。赤字額は過去2番目の大きさです。

 これは28日東北電力が定例会見で発表したものです。それによりますと、2021年度の決算は1083億円の赤字で、震災の影響を受けた2012年度以来9年ぶりに赤字に転落しました。

 赤字額は、2011年度の2319億円に次いで2番目の大きさです。

 主な要因としてはウクライナ情勢などで燃料価格が高騰していることや、3月の地震で火力発電所が被害を受けたことを挙げています。

 樋口康二郎社長は「需給の最適化を図り財務回復に努めたい」と述べました。