外国人観光客受け入れへの期待が高まる中、気になるのは仙台空港の国際線の再開時期です。10月の運航再開を視野に準備を進めてきましたが、宮城県と仙台空港は更に早い再開を目指しています。

 規制の緩和が進む韓国では、約2年ぶりとなる外国人観光客の受け入れを1日から再開しました。

 韓国への旅行には観光ビザが必要で、東京にある韓国大使館では、ビザの申請のため長蛇の列ができ、整理券の配布や人数制限をするなどして対応しています。

 仙台市青葉区にある仙台韓国総領事館でも、1日から観光ビザの申請の受け付けを始めていて、8日までに95人が観光ビザを申請しました。

 「東京はものすごい並んでいたから。韓国に兄弟がいるから、会いに行こうと思ったんですけどね」

 「うれしいです。親族に会いたいですね。仕事も休んで申請に来たんです」

 一方、仙台空港では2020年3月からソウル便に加え、北京便やバンコク便など5つの国際線すべての路線で運休が続いています。

 国際線の再開について岸田総理大臣は、円安によるメリットを受けられるインバウンドは、地域経済に大きな意味があるとして、仙台などの地方空港でも進めていく方針を示しました。この発言に対し村井知事は。

 村井知事「なるべく早いほうがいいとは思っております。当然、エアラインの相手のあることなのでですね。ただ非常に関心を持っていて、チャーターでもいいから早く出したいというお考えを持っている会社が多いみたいですよ」

 仙台空港では、10月の国際線再開を視野に感染症対策の強化など準備を進めてきましたが、県は仙台空港とともに各航空会社に10月を待たずに早い運航の再開を働きかけています。