大雨の影響で、土砂崩れの被害を受けた宮城県大崎市の岩出山高校では、校舎が使えないため市の図書館を使って夏休みの進路指導が始まりました。

 岩出山高校は、大雨の影響で校舎の近くにある山の斜面が崩れ、一部の土砂が校舎に達する被害を受けました。

 土砂の撤去が進まず校舎の安全が確保できないため、毎年夏休みに3年生を対象に実施している進路指導を約12キロ離れた大崎市図書館を使って始めました。

 生徒たちは希望する職種の求人票を見て、給与体系や研修制度についてなど疑問に思ったことを教師に質問していました。

 生徒「急に学校入れなくなっちゃって、夏休みもこういう状態で迎えてしまったけど、先生たちがこういうふうに求人票見られるようにしてくれて心配していたところもあったけど見られたので良かった」

 岩出山高校鈴木孝司教諭「こういった場所に来て、慣れない雰囲気でのことになるんですけれども、こういった逆境に負けないように私たちも支援していければ」

 進路指導は25日にも、大崎市図書館と岩出山小学校で行われます。