仙台市内の新型コロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週は増加する見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週、仙台市内で感染が確認された人は、予測値1万1890人に対し1万1189人と、前の週をわずかに下回り2週連続の減少となりました。

 今週の予測は1万3195人と第7波のピークの1万2444人とほぼ同じ水準となる見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「先々週までの数週間は下水中のウイルス濃度はほぼ横ばいだったんですが、先週の濃度は明らかに上昇していまして、(濃度は過去)3番目、4番目位ですね。換気は非常に重要な感染確率を下げるものですので、是非できる限り行っていただきたい」