災害に強い地域づくりを考えるシンポジウムが仙台市青葉区で開催され、市民が地域防災について考えました。

 シンポジウムは、市民に防災意識を高めてもらおうと仙台市が毎年開催しています。

 講演した東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は、震災伝承施設を訪問することで防災意識が向上したという調査結果を紹介し、語り部やガイドを通じて被災体験を直接聞くことなどが重要と話しました。

 東北大学災害科学国際研究所佐藤翔輔准教授「人から人に伝える方法が長期的な記憶には影響を及ぼしやすいと。見るだけでなくじゃなくてそういった話を聞くというオプションも付けていただきたい」

 3人1組で心臓マッサージなどの救命措置や、三角巾を使った応急手当ての速さや正確さを競うコンテストが5年ぶりに開催されました。

 参加者「色々なお話もたくさん聞けて本当に勉強にもなりますし、近くで倒れた人たちの命を助けるとか応急処置もできるようになりたいですよね」