旬を迎えたサクラエビですが、思ったよりも取れていません。でも、ピンチの中に“うれしいこと”が。それは一体。
■絶品サクラエビに“いい兆し”
かき揚げにしてもおいしい。もちろん生でも甘くておいしい。
今が旬。“駿河湾の宝石”ともいわれるサクラエビ。静岡市の由比漁港の近くにある店には、全国各地からサクラエビファンが詰め掛けていました。
来店客(滋賀から) 「由比のサクラエビというと、ぜひ一度は食べてみたい」 来店客(愛媛から) 「初めて生のサクラエビ食べたくて」
店の名物「桜えびづくし御膳」。伝統漁師料理の「沖あがり鍋」も堪能できる、まさにサクラエビづくしの御膳です。
来店客(神奈川から) 「彼がきょう誕生日で」 「これを食べに」 「感無量です」
多くのファンを持つ“駿河湾の宝石”。思ったよりも取れていない、その理由は…。
静岡県桜えび漁業組合 實石正則組合長理事 「条件的にあまりいい日に(漁に)出てないので、初日から水温がやや低めに推移している」
今年は5月に入っても海水温の低い状態が続いているため、サクラエビが“大漁”になっていないといいます。
しかし“好転の兆し”も出てきました。それは…。
気象庁の発表(9日) 「2017年8月から過去最長7年9カ月続いていた“黒潮大蛇行”が終息する兆しがある」
先週、気象庁から発表された“黒潮大蛇行”終息の兆し。黒潮の流れは、漁場や海洋環境にも影響を与えるといいますが…。
實石正則さん 「7年以上黒潮大蛇行があって、不漁との関連性も言われていたので、それが解消されて良い方向に影響が出ればありがたい」