中央道・笹子トンネルで乗用車に追突し、1歳の男の子を死亡させた罪に問われているトラック運転手の男に禁錮2年6カ月、執行猶予4年の判決が言い渡されました。

 田所義光被告(55)は去年4月、山梨県甲州市の中央道・笹子トンネル内で、大型トラックを運転中に前を低速で運転していた乗用車に追突し、乗用車の後部座席にいた1歳の男の子を死亡させたなどの過失運転致死傷の罪に問われています。

 甲府地裁は15日の判決で「基本的な注意義務である前方注視を怠り、衝突直前まで乗用車の存在に気付かなかった過失の程度は著しく大きい」と指摘しました。

 一方で「遺族に謝罪し反省の言葉を述べている」などとして、禁錮2年6カ月、執行猶予4年を言い渡しました。