経団連がこの春の大手企業の労使交渉の集計結果をまとめました。賃上げ率は5.38%で、2年連続で5%を超える高い水準です。
今回、発表された1次集計は大手企業97社の結果をまとめたもので、定期昇給とベースアップを含めた賃上げ率は5.38%でした。
33年ぶりに5%を超えた去年の5.58%(1次集計)は下回りました。
ただ、経団連は「去年の歴史的な賃上げと同程度。賃金引き上げの力強い勢いが継続している」としています。
平均の引き上げ額は1万9342円でした。
業種別で賃上げ率が最も高かったのは「情報通信」の7.97%でした。
専門人材の獲得競争が激しいことが背景にあるとみられます。
次いで「非鉄・金属」や「機械金属」で、ともに6%を超える大幅な賃上げとなりました。