宮城南三陸町戸倉地区では、9日からウニ漁が解禁されました。しけが多かった影響で、前年よりも約2週間遅い解禁となっています。

 南三陸町戸倉地区では9日午前4時半にウニ漁が解禁され、約150隻の漁船が津の宮漁港から沖合に出て漁を行いました。

 5月にしけが多かった影響で前年に比べると2週間ほど解禁日が遅れましたが、今の時期にしては実入りが良く品質の良いウニが取れたということです。

 ウニ漁師「今の状態ならまあまあ、例年通りかもね。何個か割ってみたんですけど色も良いですし、身もちゃんと入って良い具合のウニです。生でそのまま食べてもうらうのと、塩ウニという保存食を販売しているので是非試してもらえたら」

 戸倉地区のウニは色が良く甘みが強いことが特徴です。9日に取れたウニは1キロ当たり570円と、前年同時期に比べて40円高く取り引きされ、宮城県のほか関東方面に出荷されます。

 戸倉地区のウニ漁は7月末頃までに、7回から8回行われる予定です。