千葉県松戸市の踏切で杖をついて渡っていた73歳の男性が列車にはねられて死亡しました。踏切を渡り切れなかったとみられます。

 松戸市六実の踏切で10日午前11時半ごろ、「高齢者対列車の事故」と東武鉄道の職員から110番通報がありました。

 警察によりますと、近くに住む田崎英猛さんが杖をつきながら踏切を横断していたところ、列車にはねられたということです。

 田崎さんは頭や腰などにけがをして意識のある状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

 現場は東武野田線の六実駅から北に100メートルほど離れた遮断機や警報機のある踏切です。

 踏切の幅は約6メートルで、警察は目撃者の証言などから田崎さんが踏切を渡り切れなかったとみて詳しい状況を調べています。