小泉農林水産大臣は、能登半島地震で被災した石川県輪島市を訪れ、地元のコメ農家らと意見交換しました。

小泉農水大臣 「農林水産大臣として今の復旧・復興現場の進捗の確認と、全国の隅々まで、能登の被災地にも備蓄米が販売されている現状を確認できたことも、私としてはうれしく思っています」

 小泉大臣は、輪島市で備蓄米の販売を開始した米穀店や、震災や豪雨の影響を受けた棚田などを視察しました。

 その後、地元の生産者らとコメ政策に関して意見交換しました。

コメ農家 「営農意欲にはやっぱりある程度将来が見渡せる、将来の引継ぎができるというような安定したコメの価格というのがここにいる皆の願い」

小泉農水大臣 「一番大事なのは、皆さんの生産にかかっているコストがしっかり転嫁されて、そしてこの物価高を乗り越える手取りが、農家の皆さんにもちゃんと出てくる。この環境を作ることが一番よくて」

 意見交換では備蓄米放出などによる新米への影響を懸念する声も上がりましたが、小泉大臣は「国産米離れを防ぐために価格を安定化させる」と生産者らに理解を求めました。