イギリスのスターマー首相は核兵器が搭載可能なF35A戦闘機を購入すると明らかにしました。

 スターマー首相は25日、核兵器を搭載可能なアメリカ製のステルス戦闘機F35Aを12機を購入しNATO(北大西洋条約機構)の共同任務に参加すると明らかにしました。

 F35Aは通常兵器の他、アメリカ製の戦術核爆弾「B61」が搭載可能です。

 NATO加盟国で核兵器を保有するアメリカ、イギリス、フランスの3カ国のうちイギリスは冷戦終結後の1990年代に、航空機に搭載する核兵器を廃止し、現在は潜水艦から発射する核ミサイルのみを運用しています。

 F35Aの購入で核を保有するロシアや中国の脅威に対抗する狙いがあるとみられます。