埼玉県八潮市の道路が陥没して男性が死亡した事故で、救助活動の初期対応などを検証する委員会が初めて開催されました。

 今年1月の八潮市の道路陥没事故では当初、陥没部分に落下したトラックの運転手の男性とやり取りができる状況でしたが、その後、トラックが下水道管に取り残されて5月に男性の死亡が確認されました。

 救助の初動対応にあたった草加八潮消防組合は、当時の状況や救助活動について検討する委員会を9日に初めて開きました。

検討委員会委員長 関西大学 永田尚三教授 「先入観なしに徹底的にこの検討会を議論し、事実の解明をしたい」

 検討委員会委員長の関西大学・永田尚三教授は「同じような事故が他の地域で起きても消防の活動に役立つ検討会にしたい」などと述べました。

 委員会は検証結果を年内に報告書として取りまとめる予定です。