今回の参議院選挙でもSNSで選挙戦が繰り広げられていますが、私たちも気を付けないといけないルールがあります。気付かないうちに選挙違反になり、罰金などを課せられないように注意すべき点です。
今や選挙に欠かせないツールとなっているSNSですが、ルールを知らないと選挙違反に当たる可能性があります。
選挙運動ができるのは18歳以上で、未成年は禁止されています。特に高校生は注意が必要です。
宮城県選挙管理委員会事務局太田雅俊選挙班長「同じクラスの人であっても、クラスの人の中で選挙運動ができる人とできない人が分かれてきますので、選挙運動できる友達が上げる投稿をリポストなどという形で改めて自分のアカウントで発信してしまうと、場合によっては本来できない選挙運動と捉えらえる可能性もあるので、注意する必要があると思います」
選挙運動ができる期間は公示日から投票日の前日までと決められていて、投票日の選挙運動は禁止されています。このため投票日にSNS上で「○○候補に投票してください」と投稿したり、他の人の投稿を拡散したりすることは違反に当たります。
宮城県選挙管理委員会事務局太田雅俊選挙班長「事前に発信して、アップしていた情報とかについては投票日当日についてもそのままにしておくことができるというルールになっています。ただし、投票日の当日に新しい情報を発信したり誰かを応援してくださいということを更新したりしてしまうと、法に抵触をしてしまいますので、そこは注意が必要となりますね」
違反すると1年以下の拘禁刑または、30万円以下の罰金が課せられ、選挙に参加する権利の公民権が5年間停止される可能性があります。
更に、候補者に関するうその情報を公開することや悪質な誹謗中傷なども違反行為に当たり、それぞれ拘禁刑や罰金などが課せられる可能性があります。
もう1つの注意点として、SNSでは自分が関心のある投稿が表示されやすく情報が偏りやすいので、自分で積極的に様々な情報を調べることが大切ということです。