イーロン・マスク氏が率いる「X」でCEO(最高経営責任者)を務めるリンダ・ヤッカリーノ氏が自身の退任を表明しました。理由や後任については明らかにしていません。

 旧ツイッターのXでCEOを務めるヤッカリーノ氏は9日、自身のXで「素晴らしい2年間を経て、XのCEOを退任することを決めた」と投稿しました。

 マスク氏については「言論の自由を守り、会社を再建し、Xを『万能アプリ』へと変革するという責任を私に託してくれたことに心から感謝している」と述べました。

 退任の理由や後任については言及していません。

 マスク氏は、これを受けて「貢献に感謝する」と応じました。

 Xを巡っては、2022年にマスク氏が当時のツイッターを買収して以降、広告収入が半減していました。

 その翌年にアメリカの娯楽大手「NBCユニバーサル」の広告部門トップを務めていたヤッカリーノ氏がXのCEOに起用され、広告事業の立て直しに取り組んできました。

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