沖縄県の不発弾保管庫で不発弾の爆発があり、自衛隊員4人がけがをした事故に関し、陸上自衛隊は作業中の衝撃が信管に伝わったことが原因だったとの調査結果を発表しました。
森下陸上幕僚長 「陸上自衛隊として今般の事故調査結果を踏まえ、再発防止策を徹底したうえで、今後とも安全かつ確実に不発弾処理を実施していきたいと考えております」
防衛省が公表した調査結果によりますと、不発弾を民間業者で処分するか自衛隊が爆破処分するか判断するために信管があるか確認する作業をしていたところ、衝撃が伝わり破裂したということです。
再発防止策として信管があるか判断が難しい不発弾は爆破処分をするということです。
その際に、信管に衝撃が加わる行為や工具の使用を禁止します。
また、民間業者への過度な依存をやめ、多くの爆破処分の機会を確保するとしています。
一方で、沖縄県で爆破処分ができるのはアメリカ軍の施設内のみで、これまでは年間に1回か2回の実施だったこともあり、今後、アメリカ軍と調整を行うということです。