防衛省は、今年の防衛白書を閣議に報告し、太平洋上での中国軍の空母の発着艦が、去年1年間で1200回を超え、「遠方での作戦能力が向上している」と指摘しました。
中谷元防衛大臣(67) 「中国による活発な軍事活動が、我が国の安全に深刻な影響を及ぼし得る状況となっていると、防衛白書において記述をいたしております」
一方、中国外務省は、「誤った認識に基づき、中国の脅威をあおっている」と批判し、日本側に抗議したことを明らかにしました。
中国の軍事活動を巡っては、去年8月、情報収集機が日本の領空を侵犯したほか、9月には、中国海軍の空母「遼寧」が、初めて日本の接続水域に入るなど、政府は警戒と監視を強化しています。
(「グッド!モーニング」2025年7月16日放送分より)