ロシアでは「過激派」とされる情報について、検索するだけで罰金刑が科せられる法案が近く成立する見通しです。
ロシア議会下院で、インターネット上で「過激派コンテンツ」を意図的に検索することに対して罰金を科す改正案が審議されています。
早ければ9月1日には成立する見通しです。
どのようなコンテンツを検索すると罰金の対象となるのか詳細は明らかになっていませんが、ロシアではナワリヌイ氏やフェイスブック・インスタグラムなどを運営するアメリカのメタ社などが「過激派」として登録されています。
独立系メディアは専門家の話として、VPNを使用していなければ治安当局は市民が検索したコンテンツを追跡できると指摘しています。
同様の法律は2021年にベラルーシで導入されていて、反体制的なメディアのコンテンツを購読した市民が刑事罰に問われています。
ベラルーシの独立系メディアは、外出前にスマートフォンのデータや検索履歴を消去するよう呼び掛けています。