トカラ列島近海の地震活動について、政府の地震調査委員会は「地震活動が低下してきているが、当分は続く可能性がある」との見解を示しました。

 気象庁によりますと、鹿児島県のトカラ列島近海では6月21日から7月末までに震度1以上の地震を2238回観測しました。

 今月12日に開催された政府の地震調査委員会では、先月20日ごろから活動は低下しているものの、震度1以上の地震が一日に数回発生する状況は「当分、続く可能性がある」との見解が示されました。

 平田委員長は「地震活動が収束に近付いているという認識はある」としたうえで、数カ月後に再び活動が活発化する可能性についても「十分、考慮してほしい」と話しました。