アメリカのトランプ大統領との会談でウクライナのゼレンスキー大統領が着たジャケットのデザイナーがANNのインタビューに応じ、デザインに込めた思いを語りました。
ゼレンスキー大統領が18日の首脳会談で着用した黒のジャケットは、ゼレンスキー氏と20年来の付き合いがあるウクライナ人デザイナー、ビクトル・アニシモフ氏の作品です。
ANNのインタビューでアニシモフ氏は、このジャケットは今月24日のウクライナ独立記念日でゼレンスキー氏が着用するために制作したものだと明らかにしました。
デザインの構想は今年1月からありましたが、制作に取り掛かったのは2週間ほど前だといいます。
色は青と黒、2色ありましたが、ゼレンスキー氏が黒色を選んだということです。
ゼレンスキー氏はこれまでもローマ教皇の葬儀やNATOサミットなどでアニシモフ氏の手がけたジャケットを着ていますが、軍服に近いデザインでした。
イベントごとにデザインを見直していて、今回は袖の部分などを一般のジャケットに近付け「平和への小さな一歩」を表現したということです。
アニシモフ氏は「戦争でファッションやデザインなど多くのことが後回しになった。一番重要なのは戦争終結だ」と語りました。