TICAD=アフリカ開発会議は経済支援に加え、日本にとって不可欠な重要鉱物の安定供給などを盛り込んだ「横浜宣言」を採択し、閉幕しました。
石破総理はこの3日間「援助から投資へ」というフレーズを繰り返し使い、日本とアフリカの関係の転換を強調しました。
石破総理大臣 「(初開催から30年で)TICADでの議論はアフリカの開発からアフリカへの投資、そして日本とアフリカによる革新的な課題解決策の共創、そのように変化をし深まってまいりました」
横浜宣言では、日本が多くを輸入に頼る鉱物資源について「安定供給の重要性」を明記しました。
石破総理は、インド洋とアフリカを結ぶ新たな経済圏構想を打ち出し、銅やレアメタルなど、豊富な鉱物資源開発でも日本企業の進出を後押ししたい考えです。
また、AIや宇宙など様々な分野で300件以上の協力文書を締結しました。
TICADは閉幕しましたが、あすは韓国のイジェミョン大統領と、来週にはインドのモディ首相とも会談するなど、石破総理の外交日程は続きます。