物流業界の人手不足が続くなか、マンションの入口から玄関先までの配送を担う自動配送ロボットの実証実験が始まりました。
千葉県浦安市の大規模マンションで始まった実証実験では、マンションのオートロックの外にある宅配ボックスの荷物をロボットが住戸まで配送します。
ロボットはオートロックを解除し、エレベーターに乗り、玄関先に着くとインターホンを鳴らして到着を知らせて、配送が完了します。
対面での受け取りを希望しない場合や住人が外出している場合は置き配も可能だということです。
ヤマト運輸 久保田亮宅配便部長 「こういったロボットを使いながら今までできなかったこと、便利な状態を体感していただいて、より便利な受け取り方を提供していきたい」
宅配便の再配達率はおよそ8.4%と下げ止まりの状態が続いています。
ヤマト運輸は、消費者の手元に商品が届くまでの「ラストワンマイル」のニーズに応えることで再配達率の削減につなげたいとしています。
実証実験は今後、複数のエリアに広げ、来年中の実用化を予定しているということです。