三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊などを盗んだ罪に問われた元行員が裁判で、「100人くらいからの18億円分に手を付けた」と話しました。

 三菱UFJ銀行の元行員・山崎由香理被告(46)は、勤務先の貸金庫からおよそ3億3000万円相当の金塊のほか、現金6000万円ほどを盗んだ罪に問われています。

 山崎被告は起訴内容を認めていて、25日の被告人質問で、「100人くらいからの合わせて17から18億円分に手を付けてしまった」「FXや競馬で出た損失の穴埋めのためにやってしまった」と述べました。

 そのうえで、「お客様の大切なものに大変なことをしてしまった。申し訳ございませんでした」と謝罪しました。