アメリカのトランプ大統領が解任したFRB=連邦準備制度理事会のクック理事が、解任は不当だとして提訴する意向を明らかにしました。
アメリカメディアによりますと、クック氏の担当弁護士は26日、「書簡だけに基づく大統領の解任の試みには、事実的にも法的にも根拠が全くない」として提訴する考えを示しました。
FRBの広報担当者は、今後法廷で争うことを念頭に、「いかなる裁判所の決定にも従う」とコメントしています。
一方、トランプ氏は26日、クック氏について「彼女は違反行為を犯したようだ。我々には100%潔白な人物が必要だ」と述べ、改めて解任の正当性を主張しました。
また、「非常に優秀な候補者が数人いる」などとして、後任を選定していると明らかにしています。