新潟県の柏崎刈羽原発について東京電力は、再稼働に向けて準備を進めていた7号機の原子炉に入れていた核燃料を取り出すと発表しました。

 柏崎刈羽原発7号機をめぐっては、テロに備えた施設の設置期限が10月に迫るなか、短期間での再稼働を目指し、準備を進めていました。

 東京電力は設置期限を迎えるにあたり、原子炉に入れていた872体の核燃料を取り出す作業を10月21日から実施し、原子炉本体の試験使用を中止すると発表しました。

 これにより、テロ対策施設の設置期限が2029年9月までで、今年6月に核燃料の装填(そうてん)が完了している6号機の再稼働を優先することとなります。