警察庁は来年度予算の概算要求を発表しました。一般会計の総額は約3476億円で、サイバー対策やトクリュウ対策に重点が置かれています。

 警察庁によりますと、来年度の概算要求の一般会計は前年度と比べて363億円多い約3476億円となりました。

 重点が置かれているのはサイバー特別捜査部の体制強化や人材の確保・育成などサイバー空間における脅威への対処費用で、約65億円が計上されています。

 また、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」への対策として約14億円を盛り込んでいます。

 AI(人工知能)を活用してトクリュウに関する情報を分析するシステムの構築のほか、海外を拠点にした犯罪の摘発に向けて諸外国との連携を強化したい考えです。