財務省は来年度予算の概算要求で国の借金の返済などに充てる国債費を過去最大となるおよそ32兆円としました。

 来年度の国債費の要求額は32兆3865億円で、今年度予算より4兆円以上多く、過去最大です。

 普通国債の残高が1100兆円を超えるなか、利払い費は想定金利が「2.6%」と2009年度以来の高い水準となったことで13兆435億円に上ります。

 国債市場では財政悪化への懸念などから金利が上昇傾向にあり、利払い費はさらに膨らむ恐れがあります。