中東イエメンを拠点とする親イラン武装組織「フーシ派」が首都サヌアにある国連事務所などを襲撃し、少なくとも職員11人を拘束したことが分かりました。
国連のイエメン担当特使は8月31日、フーシ派がイエメンの首都サヌアとホデイダにある国連事務所を襲撃し恣意的に職員を拘束したことを強く非難すると声明を出しました。
この襲撃で少なくとも11人が拘束されたとしています。
そのうえで、「イエメンにおける職員らの安全や尊厳、そして不可欠な任務遂行を尊重し保護するという基本的な義務に違反する」として、即時かつ無条件での解放を求めました。
フーシ派は2021年から2023年までに国連職員24人を拘束していて、このうち1人は死亡しています。