ソウル中心部の免税店で爆破予告があり、警察や消防が出動する騒ぎとなりました。先月にも同じ建物で爆破予告がありました。

 消防などによりますと、2日午後3時ごろ、インスタグラム上に「明洞(ミョンドン)の新世界免税店の建物を爆破する」という脅迫文が掲載されました。

 具体的な爆破時刻や場所は書かれていませんでしたが、警察のほか消防車9台が出動する騒ぎとなりました。

 この建物では、先月5日にもインターネット上に爆破予告文が掲載され、店内にいた客やスタッフが一時避難しました。

 脅迫の被害が2度目となるため、新世界免税店は「避難令を出すと逆に混乱を招くと警察が判断した」として、今回は避難措置を取らなかったということです。

 韓国では爆発物やテロの虚偽通報が増加傾向にあり、今年は7月までにおよそ3000件の虚偽通報が確認されています。