日本学生野球協会は広島県の広陵高校野球部コーチに3カ月の謹慎処分を科したと発表しました。

 広陵高校によりますと、今年4月、野球部の寮で男性コーチが2年生の部員に指導をする時に約1分間、正座をさせたということです。

 先月、甲子園の出場を辞退した後、部員へのヒアリングを進めるなかで明らかになったということです。

 不適切な指導の可能性があるとして県高野連を通じて日本学生野球協会に報告され、今月4日付で先月21日から3カ月間の謹慎処分となりました。

 コーチは部員と保護者に説明と謝罪をしていて、理解してもらったとしています。

 広陵高校は自主的に6カ月間、野球部の指導や寄宿舎の業務に従事させない謹慎処分にしているということです。

 広陵高校は「適切な言葉での指導を徹底し、指導意識の改善に取り組んで参ります」としています。