IAEA(国際原子力機関)との協力をほぼ停止しているイランのアラグチ外相がグロッシ事務局長と会談し、今後の協力の在り方を最終決定する予定だとイランメディアが報じました。
イランメディアは複数の情報筋の話として、アラグチ外相が9日にエジプトの首都カイロを訪問する際にIAEAのグロッシ事務局長とも会談する見通しだと伝えました。
今後のIAEAとの協力に関する合意を最終決定するための動きだとしています。
6月にイスラエルやアメリカから核施設を攻撃されて以降、イランはIAEAとの協力をほとんど停止しています。
今月8日から始まったIAEAの理事会でグロッシ事務局長はイランの核開発の実態を検証するため、協議を続けてきたと強調していました。
イランの核開発を巡っては、欧州3カ国が制裁を再開する手続きを開始するなど圧力が強まっています。