宮城県名取市で、古墳の形をした樹木葬のお墓が東北で初めて完成しました。

 名取市の寺院、秀麓禅齋の敷地内に完成したのは、前方後円墳の形をした全長約5メートルの樹木葬のお墓です。

 宗派は問われず、価格は18万円からで追加の維持費はかかりません。350人納骨することができます。

 樹木葬は、従来のお墓のように跡を継ぐ人がいなくても寺院が遺族の代わりに管理する永代供養であることなどから、全国的に広がりを見せています。

 販売業者によりますと古墳型のお墓の設置は東北で初めてで、名取市には東北最大の前方後円墳、雷神山古墳があることなどからこの場所を選定したということです。

 見学者「お墓の跡継ぎが私たちの代で終わってしまうから、考える良いチャンスになりました」

 マイメモリー佐藤牧観代表取締役「色々な事情があって今までのお墓には入れない、あとお墓を維持していくこともできないという方が多くなってますので、どんな方にでも入っていただけるようなお墓という形で、これから選んでいただけると思っております」

 販売業者では、お墓の現地相談会を21日まで開催しています。